介護におけるニオイの問題は、大きく分けて
「①ニオイが発生すること」「②ニオイによるストレスが発生すること」の2つ。
我慢したり、大したことではないと諦められてしまいがちな問題ですが、それぞれに対して適切な処置を行うことで軽減することが出来ます。
快適な介護生活を送るため、ニオイ問題を解決する3つのポイントを専門家にご提案いただきました。

01ニオイの原因がついている
ものをこまめに清潔にする。

寝具や衣服、トイレの壁に飛び散った尿等、そのままにしているとニオイがきつくなります。
早めに洗ったり拭いたりしてニオイの原因を取り除きましょう。
また、原因となる排泄物などがもれたりすることもニオイの発生につながるためその対処も大切です。

02介護空間に残る「介護空間の
複合臭」の対応をする。

ニオイの原因対策をしてもどうしても発生してしまう生活臭、介護空間特有のニオイは、様々なニオイが混ざり合った「複合臭」によるものです。
ひとつのニオイを対策するのではなく、「介護空間の複合臭」の対応をしましょう。

03ひとりで抱え込まず、
誰かに相談する。

介護にストレスはつきものです。ニオイの問題など大したことないと一人で抱え込むのはやめましょう。
ニオイの悩みをきっかけにケアマネージャーや誰かに相談することで少しでもニオイの問題を解決し、前向きな介護生活を実現できるはずです。

浜田きよ子氏
株式会社はいせつ総合研究所
排泄用具の情報館「むつき庵」代表
高齢生活研究所 所長
「ニオイは、
暮らしの質に
影響を与え、
尊厳やプライドに
関わるものです。」
ニオイは言わばプライドにも関わるものですから、排泄のニオイやその部屋のニオイについて、臭っていると指摘するのは非常に難しいことです。また、その部屋(空間)だけの問題にとどまらず、介護が必要な方を抱える家族から、「ニオイが気になって人を家に招くことができない」と言った相談を受けたこともあります。その家で暮らす方々においては、辛いニオイはストレスなどにつながるため重要な問題です。